アイスクリーム
アイスクリ−ム類について

特徴
 クリームに乳、砂糖、香料、安定剤などを入れてかき混ぜ、凍結させた氷菓

栄養
ビタミンA,B2に富み、エネルギーは牛乳の3倍。

一口メモ
 発祥地はイタリア。

アイスクリ−ム

乳固形分15%以上(うち乳脂肪8%以上)のもの。氷菓の中では最も濃厚

アイスミルク

 
乳固形分10%以上(うち乳脂肪3%以上)のもの。アイスクリームより乳固形分、乳脂肪とも少ないのであっさりしている。乳脂肪を植物油に置き換えたものもある。

ラクトアイス

 
乳固形分3%以上のもの。アイスミルクよりさらに乳固形分が少ない。乳脂肪を植物油に置き換えたものもある。

ソフトクリーム

 
完全に凍結させないアイスクリーム。半凍結のため口あたりがよい。一般にコーンカップにつめられている。

 牛乳、クリーム、その他の乳製品を主原料とし、これに糖類や香料、乳化剤、安定剤などを混合したものを撹拌しながら凍結させた冷菓です。これらの成分の中に気泡を細かく分散させてあるので、滑らかな舌ざわりがあります。
  加工の工程は大別して、混合と冷却の二つに分けられます。市販のものは乳等省令で(1)アイスクリーム(乳固形分15%以上)、(2)アイスミルク(乳固形分10%以上)、(3)ラクトアイス(乳固形分3%以上)の3種類に分けられます。これらはいずれも表示が義務づけられています(表1参照)。なおラクトアイスの基準に満たないものは冷菓と呼ばれます。
またアイスクリームの製法の流れは、原料を混合・濾過→均質化→殺菌・冷却→エージング(熟成)→フリージング・撹拌したのがソフトクリ−ムで、さらにこれを充填・包装し-30℃〜-40℃で硬化したのがアイスクリ−ムとなります。

表1 アイスクリームの成分規格

種類別

成分規格

乳固形分

うち乳脂肪分

大腸菌群

細菌数

アイスクリーム

15.0%以上

8.0%以上

陰性

1g当たり100,000以下

アイスミルク

10.0%以上

3.0%以上

陰性

1g当たり50,000以下

ラクトアイス

3.0%以上

-

陰性

1g当たり50,000以下


 
原料をホモジナイザーで均質化して脂肪球の細かな乳化液をつくり、凍結しながら撹拌します。この間に水分は凍結して氷結晶を生成すると共に、空気が細かい泡となって混入し、その結果、容積が増大します。
空気の混入による容積の増大量をオーバーランといい、次ぎのいずれかの式により算出します。
方法1オーバーラン(%)=

{(アイスクリームの容積)-(もとのミックスの容積)}

÷(もとのミックスの容積)×100

方法2 オーバーラン(%)={(ミックスの重量)-(ミックスと同容積のアイスクリームの重量)}÷(ミックスと同容積のアイスクリームの重量)×100

参考文献:*食品加工学 (食品・栄養シリーズ 化学同人)
*2001新食品成分表FOODS (一橋出版)